現在の日本がここまでの経済成長を成し遂げた原動力は、団塊世代の人たちです。
寝る間も惜しんで仕事をした、仕事で不在続きの夫に代わって家庭を守り続けてきた、精一杯働いて精一杯子育てをしてきた、そんな団塊世代は、自分の夢などは置き去りにして現実社会で働き続けてきた戦士です。
長年勤めてきた会社を退職した、夫が退職して夫婦の時間が増えた、そんな団塊世代にオススメなのが、趣味を前面に押し出したリフォームです。
これまで自分を押し殺して頑張ってきた団塊世代に「これからは好きなことを目いっぱいしてみてはどうですか?」と強くオススメしたいですね。
大好きな機械いじりができるように自宅のガレージを改造したり、自宅を奥さんの夢だった手作りのお菓子屋さんにリフォームしてみたり、長く続けてきた写真の趣味を活かして自宅内にギャラリーを設けて自慢の作品を展示したり。
仕事中毒なんて呼ばれてしまうくらい仕事ばかり真面目にし続けてきた団塊世代だからこそ、趣味も仕事なみに徹底してしまうのではないでしょうか?
住宅のリフォームにおいて、玄関は非常に重要なポイントです。
住宅の印象を決める「顔」である玄関に趣味を融合させてしまえば、玄関は単なる住宅の出入口ではなく、コミュニケーションルームへと変身します。
自宅をオフィスにして仕事をする方には、玄関にテーブルとイスを配置して打合せスペースにしてみましょう。
来客対応もカンタンで、お茶の提供やトイレの利用も玄関からなら気軽でしょう。
自宅兼店舗にリフォームするなら、店舗スペースと玄関をつないでどちらからでも出入ができるようにしてみてはいかがでしょう?
玄関をバックヤード代わりにすれば、店舗スペースには余計な荷物がなくなるし、取引先の来客をバックヤードで応対することも可能です。
来客が多い住宅なら、玄関の上がり框(あがりがまち)を広く設けて、まるで料亭の出入り口のようにしてみてはいかがでしょうか?
来客の靴の脱ぎ履きもラクになるし、ちょっと座り込んで談話するにもちょうど良いスペースになるでしょう。
いかがでしたか?
玄関を単なる「出入り口」で終わらせない、玄関の活用法。
みなさんも、ぜひ玄関を新たなコミュニケーションルームに仕上げてみましょう。
Copyright (C) MASAYUKI TSUBOTA ARCHITECTS. All rights reserved.