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団塊世代が使いやすいトイレの間取り・広さ

≪トイレを快適な空間にするという考え方≫

トイレを快適な空間にするという考え方 トイレは人間が生活するうえで欠かせない空間です。
用を足すという生理現象を解消するための場所を一般の空間と隔離しているのは、地球上の生物のなかでも人間のみに与えられた文化なのです。
トイレは、思いのほか、特別な場所であったりもします。
用を足すためだけではなく、物思いにふける場所であったり、考え事をする場所であったり、忙しい中での一瞬の安らぎの空間であったりもするものです。
中には、トイレにこもった時のほうが集中できると言って小説を読みふけったり、試験勉強をしてきた人もいるのではないでしょうか?

トイレは単なる用を足すための場所ではない。
こう考えれば、トイレを快適な空間にするという考え方にも違和感がなくなるはずです。

≪団塊世代にとって使いやすいトイレとは?≫

団塊世代にとって使いやすいトイレとは? 団塊世代にとっては、若年層の考えるトイレの在り方とはまた違った使いやすさを追求する必要があります。

一般的な住居のトイレの位置は、リビングなどの共有空間から隔離したうえで、それでも家族全員が使いやすい場所にあるでしょう。
一方、団塊世代が使いやすいトイレの位置は、ズバリ「寝室のとなり」です。
夜間の使用を考慮すると、寝室内にも配置するとベストでしょう。

また、団塊世代にとっては「できるだけ広いトイレ」が快適です。
階段下の狭い空間に配置されたトイレでは、奥細い間取りになってしまい、トイレ内で身動きが取りづらくなってしまいます。
トイレ室内で180度の回転が容易な広さが備わっていると、団塊世代でも容易に用が足せるでしょう。
将来、室内でも歩行器や車いすを利用することを想定すれば、トイレ室内は歩行器や車いすの回転半径以上の余裕が必要になります。
また、出入口も開きドアではなく、二枚引き、三枚引きのスライドドアが好ましいでしょう。

便器はなるべく壁面に近い位置に配置するのがベストです。
便座から立ち上がる時に、支えとなる壁が近いほうが立ち上がりが容易になるからです。

団塊世代が快適に生活するためには絶対に無視できないのが、トイレの快適性だということがご理解頂けたでしょう。
団塊世代が住居を考える際の参考にして頂ければ幸いです。


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