家の中で、1日の疲れを癒す最もリラックスできる場所が浴室です。
ゆったりとお湯に浸かると、たまったストレスも解消できます。
しかし、浴室は家の中でも非常に事故が多い場所でもあります。
たとえば、湯船に長時間浸かっていて気絶してしまったり、滑って転倒してしまったりといったものです。
事故は年齢が高くなるほどその発生件数も多く、60~80代になるとその件数を非常に多くなります。
そのため、団塊世代の方は事故に十分注意したいところです。
自分は大丈夫と思っていても、筋力や運動神経も徐々に低下しているため、若い頃よりも事故に配慮する必要があります。
団塊世代の方には、お風呂でついウトウトと眠ってしまった、あるいはお風呂で転倒しそうになったという経験をお持ちの方もいるかもしれません。
こうしたトラブルを防ぐためにも、バスルームを安全に利用できる環境を整えることが大切です。
バスルームを安全に利用するためには、バスルームそのものをデザインしてあげましょう。
たとえば、転倒防止に役立つアイテムの一つが浴室すのこです。
入口部分の高さに合ったものを選ぶことで、段差による転倒を予防できます。
手すりを付けるのも転倒防止に役立つ方法の一つです。
その他、浴室内と外の温度差によるヒートショックを防止するための浴室暖房乾燥機の設置や、浴槽内へのハンドクリップの設置などがあります。
団塊世代の方は、自分はまだまだ元気だからそんなものは必要ないと考えるかもしれません。
しかし、年齢を重ねるごとに、思いがけない事故が発生することも考えられます。
団塊世代のご家族がいる人は早いうちに安心して利用できるバスルームを設置するようにしましょう。
とくに、団塊世代でこれから新しく住宅を建てることを検討している人やリフォームを検討している人は、バスルームの設計をきちんと考えることをおすすめします。
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