会社を辞めてセカンドライフを歩む団塊世代の方たちにとって、家は仕事をしていた時よりも大きな存在となることでしょう。
団塊世代の方にとっては、家で過ごす時間が多くなるからこそ、より快適に暮らすための工夫が必要となってくるものです。
年を重ねるごとに、若い頃には感じなかったような事柄に不便を感じることが増えてきます。
そのため、住宅全体の見直しをすることも、団塊世代の人たちにとって、セカンドライフをより充実し快適なものへと変えるためには大事なことです。
節約のためにリフォームすることも重要です。
自宅に一工夫を加えることで、より省エネで快適な環境を作り出せるポイントがたくさんあります。
省エネの方法としては、たとえば断熱機能や日射の遮断、気密対策などです。
省エネを考えた家づくりを目指すことで、快適に過ごせるのはもちろんのこと、節約にもつながります。
団塊世代の人の住まいづくりで忘れてはならないのが、ユニバーサルデザインという言葉です。
ユニバーサルデザインとは、すべての人を対象に住みやすい住宅設計をするという考え方です。
バリアフリーもこのユニバーサルデザインの中の一つですが、障がい者や高齢者の人を対象としているか、住宅に住む人全員を対象としているかの違いと考えるとわかりやすいでしょう。
ユニバーサルデザインの考え方としては、多くの人にとって使いやすいデザイン手法であることが根底としてあります。
住む人が快適に暮らせる住宅設計は、暮らしを豊かにするための手法です。
先に紹介したように、省エネのための断熱といった機能性を持たせることもそうですが、ペットが暮らしやすい環境を整えること、太陽光発電などを取り入れてエネルギーを作り出すといったものも、このユニバーサルデザインの発想の一つとして考えられるでしょう。
団塊世代に向けて住宅を建てることを考えている方などは、こうした住宅設計について考慮しつつ、新しいライフスタイルを作り上げてみてはいかがでしょうか。
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