団塊世代は昭和22年生まれから25年生まれぐらいまでを指し、現在では60代後半となり、すでに退職をしている人がほとんどではないでしょうか。
そろそろ体力の衰えを感じているという団塊世代の人も多いとは思いますが、誰しも年齢とともに筋力や運動能力が低下してしまいます。
そのため食事の用意や掃除などの毎日の家事も面倒になってしまいがちです。
また、年齢とともに腰が曲がりやすくなり前屈姿勢となるため、若い頃よりも身長が低くなったという人も増えてきます。
このような老化現象は自然のことなので、毎日を快適に過ごすためには、そこに住む人に合わせてリフォームをすることがおすすめです。
リフォームの中でも、特に注目をしたいのはキッチンリフォームです。
キッチンはほとんど毎日使用するため、使い勝手の良いように是非ともリフォームしておきたい場所で、住む人に合わせたキッチンに変えた方が、料理するのもラクになります。
団塊世代が利用しやすいキッチンは、まず高さが通常よりも低いタイプです。
一般的にキッチンは90cmぐらいの高さになりますが、背が高い人を除けば90cm以上あるものでは手元が高くなりすぎて、料理しにくくなり、疲れてしまいます。
そこで、高さ75cmから85cmの高さにすることで、料理や皿洗いをしやすくなります。
また、従来はキッチンの上に棚があり、鍋や大皿などを収納するという作りが多いですが、高い場所に重い物を置く場合は脚立やイスに登って出し入れしなくてはならず非常に危険です。
そこで、高すぎる場所には収納がないタイプのキッチンが良いでしょう。
また、若い頃では考えられないと思いますが、料理をしていてうっかりエプロンなどに火がついて、火事になる事故もよくあります。
そこで、火の出ないIHクッキングヒーターなどのキッチンが安全でおすすめです。
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