家を持つと楽しみの一つが庭などエクステリアです。
マンションのベランダとは違い、庭があれば大きな樹木を植えたり、本格的に家庭菜園を楽しむことができます。
団塊世代の人は余暇の楽しみとして園芸を楽しむ人が増加していますが、昔に比べると食の安全への意識が高まったことも、その一因ではないでしょうか。
太陽の光を浴び、風を感じながら楽しむガーデニング。
花や野菜を育てることは水やりをしたり、雑草を抜いたりと屋外で身体を動かすため、運動不足も解消されます。
また、収穫する喜びや食べる喜びも感じられます。
植物を育てることは心身ともに健康を保つ効果があるとされ園芸療法という名前で日本やアメリカ、イギリスなどの病院や高齢者施設で治療の一つとして取り入れられています。
園芸を始めると、毎日のように植物の世話をするため身体を動かしますが、それにより基礎代謝もアップして免疫力も向上します。
また、木々や草花が発する匂いが人にリラックス効果を与えるといわれており、うつ病といった精神疾患の改善にも効果が認められています。
庭に出て移り変わる季節を感じ、土に触れて、植物の色や香りを楽しみながら花や野菜を育てることにより、五感も刺激を受けて活性化します。
このような作用によりガーデニングは心身ともの健康になれ、情緒も安定し幸せな気分になれるなどの効果が期待できます。
高齢になると出かける機会も減って、若い頃ほど身体を動かさなくなります。
身体を動かさない状態が続くことで、心身の機能が低下し「生活不活発病」になりやすくなります。
しかし、ガーデニングや園芸をすることで、毎日植物の様子を見て運動するため、身体の機能低下を防ぐ効果も期待できます。
団塊世代の人が園芸を楽しむなら、庭も工夫が必要です。
水はけがよく、野菜が育ちやすい土壌にしましょう。
また、四季折々の花が咲くように計画を立てて種まきすることも大事です。
さらに防草シートを敷くことで雑草を生えにくくなります。
このように工夫することで団塊世代の人もムリなく楽しめ庭を保つことができます。
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