消臭効果のある天然和紙の壁紙
≪意外な住宅トラブル≫
家に住んでいるといろいろなトラブルに遭遇します。
その中でも意外に大きな部分を占めるものはなんだかご存知でしょうか。
実は、家のトラブルの中でも「ニオイ」に関するものは、非常に重要なのです。
一般的に、壁が薄くて音が漏れてしまう、であるとか、
床が少し傾いていて建てつけが悪い、というようなことはよく聞くかもしれません。
ですが人間はニオイの影響も強く受けています。
ニオイによる影響は時間をかけてジワジワと影響を与え、住み心地を悪くさせていきます。
例えば、コンクリート打ちっぱなしで湿気を通さないような家に住んだ時。
梅雨時などの湿度が上昇する時期になるとジメジメしますし、カビの発生などにもつながるでしょう。
その他様々な細菌が繁殖することにもなります。
常に不快なニオイが充満しているというのは、
人間にとって想像以上のストレスを与えることになってしまうのです。
≪日本の伝統技術を活用≫
では、どのようにしてこの問題を解決していったらいいのでしょうか。
答えはいろいろありますが、
内壁材の素材として和紙を活用するというのも効果的な手法の一つであるでしょう。
和紙は日本の伝統的な技術ですが、近年建築資材のひとつとして評価されてきているのです。
なぜならば、和紙は湿度の調整機能に優れており、湿度が上昇しがちな夏や、
逆に湿度が低下しがちな冬のアンバランスな湿度をうまくコントロールしてくれるからです。
またニオイの原因ともなるカビや細菌の繁殖も抑え、衛生的で住み心地のいい家を実現してくれるのです。
思えば、日本は伝統的に木と紙を使用した家に暮らしてきました。
これも、高温多湿になる日本ならではの知恵と言ってもよかったのかもしれません。
ニオイ対策としての和紙の活用は、古くて新しいアイデアです。
ぜひみなさんも家を建てるときは和紙の使用を検討してみてください。