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様々な創エネ住宅の最新事情

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様々な創エネ住宅の最新事情


≪「創エネ」で家庭用エネルギーも自給自足の時代へ≫

近年、省エネ住宅の先を行くかのような「創エネ住宅」が注目されています。
創エネ住宅とは、太陽光発電などによってエネルギーを自らで創り出す機能・設備を備えた住宅です。
通常、家庭での生活に必要な電力は電力会社からの供給に頼るのが当たり前、とされていました。
しかし、消費電力を自らで創り出すといった、エネルギーの自給自足を図るシステムは、
光熱費が削減されて家計にやさしいだけでなく、地球環境への負荷も軽減され、
大きな社会貢献につながる画期的なインフラとして期待できるものです。
特に2011年3月に東日本大震災を経験した人々は、節電の意義について深く考える機会を与えられました。
その経験から学んだのは、以前の生活においていかにムダな電力を消費していたか、
そして本当に注力すべき大切なことは何かということだったのではないでしょうか。
真の豊かさは、必要のない場所にまで煌々と明かりを点けっぱなしにすることではもちろんありません。
やはり人間、大切なことは身を持って知る以外に良い方法はないこともあるのです。
創エネのシステムは、光熱費削減にとどまらず、災害対策などに多くのメリットがあることから、
普及の勢いは今後さらに加速すると見られています。
 

≪創エネが描く未来の「ゼロ・エネルギー住宅」≫

生活に欠かせないエネルギーを創り出す創エネ住宅においては、
太陽光発電や太陽熱利用の給湯システムなどが定番化しています。
太陽光発電の設備がある住宅では、電力会社が余った電力を買い取ることで、
光熱費を節約できるのが第一のメリットです。
しかし近年は電力の買い取り価格が下落傾向にあるので、そうした点も考慮に入れ、
減価償却までの期間については十分に検討する必要があります。
太陽熱給湯機は、日照時間の長い地域であればより効率的な稼働が期待できます。
最近では、日照不足などの際に自動的にガス給湯に切り替える連動併用型製品が増えるなど、
ユーザーの使い勝手がますます向上している点も魅力です。
この他、家庭用燃料電池(エネファーム)、蓄電池などを採用することで、
災害時の停電にも強い創エネシステムが構築できます。
創エネによって家庭用のエネルギーを創り出して消費するライフスタイルは、
エネルギー量を相殺する「ゼロ・エネルギー住宅」への布石として、今後さらに有望視されることは確実です。

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赤ちゃんにも安心のフローリング用蜜蝋ワックス

《気持良く安全性も高い自然素材の家》
自然素材で作った家を建てたい、そう考える人が多くなっています。
特に床などに無垢材を使用したものは、その触り心地の良さや風合いの美しさから人気が高くなっており、
近年では、特に選ばれることが多い建材の一つとなりました。
自然素材のものは人体に対する刺激もほぼフリーに近いため、
化学物質によるアレルギーを心配する人や、小さな子供がいるファミリーにとっても安心です。

《赤ちゃんにも安心の蜜蝋ワックスで掃除しましょう》
自然素材を多く取り入れた家を作るのならば、掃除に使う素材にもこだわりたいものです。
特に、素足で無垢のフローリングを歩きたいという場合などには、
ナチュラルなワックスを使うことで安全性を高めることができるでしょう。
とりわけ、「蜜蝋」を使用したものなどはオススメです。
蜜蝋ワックスは、ミツバチの巣の中で採れる材料に熱などを加えて加工するものですから、
誤って多少口に入れてしまったとしても問題ありません。
ハイハイをするような赤ちゃんのいる家庭にもおススメできる掃除道具と言えるでしょう。

《蜜蝋ワックスの塗りどき》
蜜蝋ワックスは、床の木がどことなく白っぽく見えたら「塗りごろ」です。
あまり頻繁に塗りこむとかえって汚れの原因になることもありますので、
多少乾燥してくるタイミングを見計らって行うようにしましょう。
ただし、新築の場合であれば1年程度は3ヶ月に一度の割合でワックスがけをすることが推奨されています。
(脂分の多い木であれば、実際にはもっと長いスパンでも良いでしょう)
ワックスがけは、必ずしも家の床全体にかけなくてはならないということはありませんので、
乾燥が気になる場所を中心に行うことをおススメします。

自然素材の床材に対して、蜜蝋ワックスは馴染みの良い存在です。
無垢ならではとも言える、天然の木目の美しさを引き出すには打ってつけでしょう。
毎日を過ごす住宅をより気持ち良く整えて、健やかに過ごしましょう。

漆の住宅用塗料のメリット

《安心で気持ちいい。自然素材の住宅が人気です》
自然な素材を多く取り入れた住宅が近年人気となっています。
風合いの美しさはもちろんのこと、シックハウス症候群に代表されるような科学塗料を原因とした
疾病を呼び込みにくいことからも、大きな支持を受けているのです。
自然素材を使って作る床などは大肌触りが良く、これを目当てに無垢材を使う人もいるほどです。
しかし、将来のメンテナンスが大変ではないか?というところから自然素材を倦厭してしまうケースもあるよう。
そのような人には、お手入れが比較的簡単になる自然塗料を使うことをオススメします。

《無垢材でも塗料を使うの?自然素材のものを使えば安心です》
床材などに対する塗料は、自然素材の住宅にももちろん使用されます。
好み等の観点から無塗装仕上げを選ぶことも可能ですが、
床材の保護やメンテナンスのしやすさから考えると行っておく方が無難でしょう。
塗装することで、床の小傷もある程度防ぐことが可能になるという点もまた、
大きなメリットの一つであると言えるのではないでしょうか。
自然素材の塗料を使えば、無垢の味わいを邪魔してしまうこともありません。
特に、メンテナンスを楽に行うことができる住宅用塗料の中には、「漆」があります。

《将来塗りなおすときも安心。漆を使うメリットとは》
漆というと、そのつややかな色合いがまず思い浮かぶ人も多いでしょう。
重厚感のある雰囲気が特徴となっていますので、落ち着いた色の床にしたいという場合にも有効です。
住宅に漆を使用する場合には、一般的に「拭き漆」という床材に軽く塗りこむスタイルが採用されますので、
自然素材で作った家の木目を活かすことにもつながります。
漆で塗った木材は塗りなおしが容易であるということや、
下地に使われた木材も傷みにくいという利点がありますので、
丈夫で長持ちする住宅にしようと考える場合には打ってつけだと言えるでしょう。
ただし、体質によって稀にかぶれなどを起こす人もいますので、
住む人にアレルギーの心配があるケースには注意が必要です。

漆を塗料とすることで、素材を長く活用することができます。
美しく強い日本古来の素材で、気持ち良く過ごせる住宅を作りましょう。

自然素材の塗り壁材で得られる遠赤外線の美容・健康効果

《健康効果の高い遠赤外線は自然素材の塗り壁から得られる》
「遠赤外線」は、身体内の細胞を活性化することにつながると考えられています。
一日のうち多くの時間を過ごす住宅内に遠赤外線効果を持つものを配置すれば、
そのメリットはとても大きなものになるでしょう。
例えば、自然素材の塗り壁材からも遠赤外線作用を期待できることをご存知でしょうか。
壁は、家の中でも特に面積の大きな場所となりますので、遠赤外線効果も得やすくなります。
では、遠赤外線とは具体的にどのような働きをするのでしょうか。

《遠赤外線が持つ効果その1 健康》
遠赤外線の持つ作用の中でも、最も多く知られているのが健康に対するものでしょう。
特に、冷え性の人には嬉しい効果があるとされています。
遠赤外線は、身体を素早くあたためてくれるのです。
身体の細胞に悪影響をおよぼすことなく、じんわりとした温もりが生まれますので、
いつも手足の先が冷えているというような人には特に有効です。
身体がしっかりと温度を保った状態が続けば、
慢性的な肩こりや疲労感、ストレスなどの軽減にも役立つでしょう。

《遠赤外線が持つ効果その2 美容》
前述で、遠赤外線は身体をあたためるとご紹介しました。
この状態が長く続くと、水分等の代謝が正常に近づきます。
これによって、むくみなどを緩和することにつながると考えられるでしょう。
むくみは美容の大敵とも言える存在ですから、
身体を冷やさないことで代謝を整えることが大切です。
また、血液の循環が活発になることで汗をかきやすくなりますので、
肌を活性化させ、キメの細かい肌に整える作用も期待できるでしょう。

遠赤外線効果を持つ自然素材のうち、特にオススメであるのが「珪藻土」です。
珪藻土で作る塗り壁は断熱性に優れていますので、遠赤外線の効果も実感しやすいでしょう。
当建築事務所では、自然素材にこだわった素材の家も多く手がけていますので、
自然素材に興味のある方はどうぞご相談ください。

紫外線を吸収し目にいい無垢材

《美容と健康に悪影響を及ぼす紫外線》
紫外線による人体への悪影響には様々なものがあります。
シミやしわの根本原因になることでも知られていますので、
特に女性などは外出時の配慮を欠かさない人も多いでしょう。
しかし、紫外線に対する注意が必要なのは、外出時だけとは限りません。
実は、家の中でもその影響にさらされる危険性があることをご存知でしょうか。

《家の中に入ってくる紫外線で起こりやすい目の症状に気をつけましょう》
家の中におよぶ紫外線の作用の中で、特に気をつけなければならないのは「目」に対するものです。
特に起こりやすい疾病には、以下のようなものがあります。

(1)白内障
白内障は加齢によって起こると考えがちですが、発症のリスクは若い人にもあります。
長期にわたって、裸眼を紫外線にさらし続けると危険性が増しますので、注意が必要です。

(2)加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)
加齢黄班変性は、物体を見るときに働く器官である黄班が病変を起こし、
視力の低下などをはじめとする症状を引き起こす疾病です。
こちらもまた紫外線によって発症リスクが高まります。

家の中に入る紫外線は外で感じるより強烈ではありませんが、
やはり、対策を講じておく必要性はあるでしょう。

《自然素材を使った家が、紫外線対策になる》
家の中の紫外線対策として特にオススメであると言えるのが、
「無垢材」を使用した壁やフローリングをしつらえることです。
自然素材の代名詞として知られる無垢材には紫外線を吸収するという特性がありますので、
目に優しい住環境を作るにはピッタリの存在なのです。
これから家を建てようと考える人には、特に有益な情報だと言えるでしょう。

無垢材を使用して作られた家は、安全性が高いことはもちろん、
自然素材ならではの美しさも兼ね備えています。
環境と人体に優しく、あたたかな魅力にあふれた家づくりにきっと役立つでしょう。
塗料などもあわせて自然素材のものを使うことがオススメです。

マイナスイオンを放出するシラス壁の特徴

《リラックスして過ごせる家を作るなら自然素材を使いましょう》
家の中ではリラックスして過ごしたい、誰もがそう感じるでしょう。
家づくりに取り組む際には、色や風合いを選ぶのと同様に素材選びにもこだわりたいものです。
科学的な材料を多く使用したものではなく、より自然な素材を使いましょう。
そうすることで、あたたかみのある寛ぎの住環境を作り出すことができるのです。
とくに、マイナスイオンを放出すると言われる「シラス壁」には、近年大きな注目が集まっています。

《自然素材の塗り壁材、シラスとはどんなもの?》
シラスとは、火山灰の活動によって生まれた砂上の素材です。
おおよそ2万5千年前の火砕流とともに地下に深く蓄積しているため、
その上に積もる土とは混ざりあうことなく、単独の層を形成しています。
サラサラとした独特の形状は2次加工を施さなくても塗り壁材として使用することができ、
さらに安全性も極めて高いことなどから、多くの人気を獲得するに至りました。
日本国内では、南九州などでよく採取できると知られています。

《住宅にシラス壁を採用するメリット》
シラス壁には、前述したとおりマイナスイオンを放出するという特徴があります。
これによってリラクゼーション効果を得ることができますので、ゆったりと過ごすことができるようになるのです。
さらに、シラス壁には湿度をコントロールする性質もありますので、
じめじめした夏や寒い冬を快適に過ごすこともできるようになるでしょう。
エアコンなどにかかる電気代を節約することも可能です。
シラス壁を住宅に使用することには、計り知れないほど大きなメリットがあるということがお分かりになるでしょう。

シラス壁は、人体に有害な影響を及ぼすとされるホルムアルデヒドなどを吸収する特質もありますので、
シックハウス症候群を懸念する人にとっても大変有用です。
一日のうち多くの時間を過ごす住宅を、心休まる理想的な空間にして行きましょう。

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